ガンガン限度額が上がっていく不思議、これって大丈夫?解説します

限度額って何?

キャッシングやカードローンについての質問はないかとアンケートを取ってみたところ、「なぜか限度額が上がっていくのだけれど、これってどういうことなのだろう?」このような質問が投稿されました。限度額というのは借り入れ可能の最大値のことを指しますが、その限度額が上がっていくということはどういうことなのか。そしてそもそもの疑問ですが、限度額というものは上がるものなのでしょうか?

信用が高いからこそ貸してくれる

キャッシングやカードローンに申し込む際に、審査が始まる前にいくらくらいに限度額が設定されますと先に知ることになりますが、そこから更に審査が進んでいくと限度額が多少増減する形で変化することがあります。この時に限度額が増えることがあるのは知っている人も多いかとも思いますが、それ以外となると知らない人もいるのかもしれません。

こうした限度額というものは、きちんと返済が続けて行ける人であると、貸し主である消費者金融が判断すると限度額を引き上げることがあります。この人であれば安心だからもう少し貸し出したとしてもきちんと返ってくるだろう、このような判断のもと大きく貸し出せるようにじょじょに限度額をあげていくことがあるのです。つまり限度額がガンガン上がっていけばいくだけ、その分あなたに信用があると貸し主が判断したということになるのです。

枠を狭めてしまうということを忘れずに

けれど限度額というのは消費者金融の「ここまで貸します」という証明でもあるのです。そのため借り入れが今現在なくとも、借り入れ出来る額がそれだけ存在するということで、総量規制の枠がそれだけ狭まることになります。

するとどうなるか――住宅ローンやマイカーローン、そして教育ローンなどといった大きなローンを組もうとしても、総量規制の対象の中にそれらが入り込んでしまっていますから、借り入れ出来る金額の枠が埋まってしまっているということにもなりかねないのです。

増やされたことを安易に喜ばない方が良いかもしれない

限度枠をどんどんと増やしてくれるのが疑問だと思っているうちはまだよいのですが、これの段階が進んで「増やしてくれるんだからその分借りてしまえ」となったらアウトです。そこからどんどんとタガが外れたように借り入れを増やしていってしまう、なんてことになってしまうかもしれないのです。こうなったら自己破産にまでいきついてしまう場合もあるでしょう。

そこまでにいかずとも、返済遅滞を起こしたり、遅延損害金の支払いを求められるくらいで済めばよいのですが、枠が増やされれば借りてしまいたくなるものです。返済プランを練ってから、借り入れるようにする。限度額が増えた場合、これを守れるようにしていくことが必要です。

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