総量規制ってなに?消費者金融に使われるそれ、貸金業法について学ぶ
貸金業法、総量規制ってしってる?
総量規制について、あなたは知っていますか?消費者金融を縛る法律である貸金業法の一つなのですが、これについて知っていないとお金を借り入れるときにちょっと損をしてしまうかもしれませんよ?
総量規制とはどんな法律なのか?
そもそも貸金業法とは、借りる側である消費者を守るために作られた消費者金融を縛る法律です。そして、この法律の下事業展開をしている消費者金融は安全であるということを知っていると良いでしょう。実はこの貸金業法に縛られていない貸金業者のことを、闇金融と呼ぶのです。
ではその貸金業法の一つである総量規制とは何なのかですが――総量規制とは借り入れすることの出来る総額が、原則として年収の三分の一までと制限される法律なのです。ただし、これから除外される借り入れもあります。それは銀行からの借り入れになります。同じ金貸しであろうとも、銀行の場合は銀行業法の下で動いているため、貸金業法に縛られることはないのです。
総量規制の対象となるのは、基本的に貸し付けの契約には【個人向け・法人向け貸し付け】【個人向け・法人向け保証】の四つがありますが、そのうちの【個人向け貸し付け】のみが対象となっています。
この総量規制が施行される前には、専業主婦でさえもお金を借り入れることは用意に出来ていました。それこそ夫の収入があれば特に問題がなかったというわけですね。けれど現在では借り入れる人物本人の収入のあるなしで借り入れできるかできないかが決まるのです。総量規制は年収の三分の一というだけあり、安定した収入を得ている人物しかお金を借り入れさせなくする法律になっているのです。
ただし完全にこれが全ての人に当てはまると言うわけでもありません。専業主婦であっても、今現在も夫の収入が安定して入っていると証明できれば、限定的ではありますが借り入れすることが可能とされているのです。
(⇒専業主婦は借りれるのか、レディースローンとはなにか?)
ちょっとした除外豆知識
他にも除外として、緊急に医療費として使わなければならなくなったお金が発生した場合などは、総量規制の対象外としています。ある意味良心的ということなのでしょうが、そこまで法律も鬼ではないということですね。